行基図(ぎょうきず)が、700年ごろから1500年ごろまでは使われていましたね。
そうではないんだよ! この間も、いろいろな地図が作られたんだよ。
作られるのは、ずっと前に出てきた、荘園(しょうえん)の地図のようなものですか。
そうだね。国をおさめるための地図、ぜいきんをとるために必要な地図は、この間もずーっと日本各地で作られていたんだよ。
そして、江戸時代になるとね、徳川幕府(とくがわばくふ)は、それぞれの大名にめいれいして、日本じゅうで、地図を作るんだ。
できあがったものは、国絵図(くにえず)とよばれてね。それぞれの国ごとに作られ、それが江戸の幕府に集められたんだよ。
そうしたものが、江戸時代の間に、ぜんぶで四回作られたんだ

へー、そんなに何回も作ったんですか。
それぞれの、国のようすが幕府に知られるので、こまりますが、じぶんたちの国のためにも必要だったので、地図作りに協力(きょうりょく)したようです。
すすむ